こんにちは、タイトルでもうお分かりの方がいるかもしれません。
勤務する会社が決まりました。利用者のTです。
今まで一緒に訓練してくださったカレントの利用者&元利用者の方々、ありがとうございました。
社長、所長、スタッフの方々も最後まで情緒不安定だった自分を励まし支えてくださり、感謝の気持ちで一杯です。  
 
ここからは少々長くなりますが、私の最後の記事ですので少しだけお時間をください。
カレントの思い出話にはなりますが、カレントのスタッフさん達はこちらが疑問に思ったことや進むべき道に迷った時、どうすれば良いかを問いかけたら必ず、全員が現実的な答えを経験談を交えて返して下さる方々でした。
通所し始めた当初の真夏、私は週に数回通所をするだけでも精一杯で、就職するにしても社員は無理かと諦めの気持ちでいたのですが、通院をこなしつつカレント独自の自由に自分で通所スケジュールを組めるシステムを活用し、程良い負担のかかり方で徐々に毎日通所をするまで成長出来ました。
今でも信じられない位です。
自分の努力もあったのでしょうが、「朝が辛くて…」というような自分の弱味を伝えれば「じゃあ午前だけで帰ったら?」とアイデアを頂き、実際にその通所リズムを貫いたら段々午前にも慣れて通えるようになったというエピソードがありました。
普通ならば恥だと感じるようなことや、出来ずに責められそうなことに関しても一切ネガティブな言い方をせず、自分を伸ばしてくれようと優しく見守って頂けた環境からは確実に安心を齎され、余計な事を考えずに体調を整えることにフォーカスし、「無理をするというのは自分の中でどういった状況か?」や「体調が悪くても働かなくてはいけない場面の乗り切り方」もよく学べた実感があります。  
 
これから就労移行支援事業所に通おうかな、と考えている方は今や少なくないでしょう。
私からその方々にお伝えしたいことがございます。
私としては、実質就活というのは事業所選びから始まっていたと言っても過言ではないです。
事業所は2年間という限られた期間しか通えません。
更に、塾や学校でもありません。
自分が卒業する時にどうなりたいかをイメージし、基本的にそれまで実際に行動するのはご自分です。
スタッフさん達はあくまで日々の訓練を計画し、仕事で躓きやすい点を補助して、改善するアイデアをくださるような立場です。
利用者が困ってヘルプサインを出したら関係機関に紹介したり、就労の事に関してならば答えて下さるでしょう。
しかし、あくまでなりたい自分に近づいていく努力や対策が実行出来るのはご自分でしかありません。
なので私は就労移行支援を利用したい期間中に体調を大きく崩さないと予想が出来る、もしくは何かが起きてもすぐどこかに相談できる(特に通院)状態が整っていてから使わないと、最大限の活用は難しいのではないかと正直に思います。
 
 
受け身ではなく自主性が無ければ仕事をこなすのは難しい世だと私はカレントの訓練だけでなく企業実習でも痛感しました。
最近はコロナや世界の治安の悪さが目立って参りましたが、極端な話、その中で生きていくというのは全て人任せにしていては厳しい、という話にも繋がると私は考えます。  
 
話が長くなりましたが、先にカレントを卒業された先輩達にこれでようやく追い付き、再び社会人としてスタートを切れるのが楽しみで仕方がありません。
今の状況は自己実現への一歩だと前向きに捉えております。  
 
カレントでの日々は楽しいこともしんどいことも多かったですが、利用者同士で情報交換をしたり、話を聞いて下さる優しい方々と多方面の苦しみを分かち合えたり笑、多種多様な背景を持つ人達に出会い沢山の思い出が出来て、とても満足しています。
通って良かったと、力強く言える施設に出会えて良かった!  
 
ブログを読んでくださっていた方々も、ありがとうございました。
私は次の環境への準備がございますのでこれで締めさせて頂きます。
 
 
 
またいつかお会いできる日に。